About Sarasvat

“インドで価値ある文化を伝えるストーリーテラーとなる。”

サラスバットの由来

“Sarasvat” とは、文化の大河を意味するサンスクリット語である。
サラスヴァティーという「芸術・学問」を司るヒンドゥー教の女神の語源にもなっている。

観光情報を伝えるサイトは数あれど、私たちは実際に現場で見てインタビューすることを基本のポリシーとする。リアルな言葉と写真を届け、その土地の文化のストーリーテラーとなりたい。また、このマガジンをきっかけにインドや日本の人を繋げて、面白いものを生み出したいと思っている。

インドという国

インドはヨーロッパほどの国土の大きさを持ち、一つ一つの州が、別の国のように違う色を持ち、話す言語もまたそれぞれ違う。いろんな宗教やバックグラウンドの違う人々が、自然に混ざり合いながら一つの国を形成している。「多様性」の一言で片付けてしまうのはもったいないほど、それぞれの魅力がその土地に溢れている。

伝統は確かに色濃く人々の生活に息づく。
この大陸は、数千年かけて緩やかな、大河のような「流れ」の中で文化を形成してきた。
民族の大きな流れでは、北から来たアーリア族がだんだん南下して、元のドラヴィダ族と混ざり合ってきた。それとは別に、少数民族は未だ独自の文化を守っている。

現代インドの様相

一方、イギリスからの独立とインド経済自由化を経て、現代では著しい経済成長の波がまさに今、起こっている。社会が大きく揺さぶられ、カーストや格差の問題を抱えつつも、新しい価値観を持った若くて自由な人々たちが新しいインドの文化を作ろうとしている。

解決すべき問題が山積みであるゆえに、ここではスタートアップやソーシャルビジネスが面白い。バンガロールはアジアのシリコンバレー、テック都市としてもよく知られている。どんどん街は変わり、日々新しいサービスができている。

持続可能な社会へ

この時代の急激な変化の中で、消えていく伝統文化もある。新しい息吹を吹き込まれ、再生していくものもある。私たちは伝統と現代性、また、都市と農村部がどんなふうに共存していくかの可能性を知りたいと思っている。
伝統に今の時代の感性を加えている人々は、これからのインドの未来を見ているようで頼もしい。古くて、新しい価値観を大切にしながら、サラスバットは持続可能な社会を模索し取材していく。

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